====== Rhino for Windows からの移行をお考えですか? ====== Rhino for Windows からの移行、思い切ってOS X に乗り換えたい、あるいは単なる好奇心、というケースもあるのではないでしょうか? 最初に知っておく方が良いことを簡単にご紹介します... ---- ===== ツールバーの表示について ===== デフォルトでは、Rhino for Mac は Rhino for Windows からの移行のお客様向けに設定はされていません。Windowsのようなツールバーを表示させたい場合、**Rhinoceros** > **環境設定** > **テーマ** から **Windowsライク** を選んでください。変更を反映させるには新しいモデリングウィンドウを開く必要があります。Rhino for Mac のテーマの詳細については次の項目をご覧ください... ---- ===== ツールバーとツールパレット ===== * Rhino for Mac にはRhinoのコマンドを標準の Macintosh ツールバーに呼び出す //ツールボタン// があります。 * Rhino for Mac には //ツールパレット//もあり、ウィンドウにツールボタンが集められています。\\ Rhino for Mac を起動すると、よく使われるツールボタンを搭載したツールパレットがドキュメントウィンドウの左側に表示されます。 * ツールパレットボタンには1つまたは2つのコマンドとメニュー1つが含まれていることがあります。 * ツールパレットボタンでマウスオーバーをするとボタンのツールヒントが表示されます。\\ ツールヒントが2行ある場合、ボタンには主コマンドと副コマンドがあります。 * ツールパレットボタンを**クリック**すると**主**コマンドが呼び出されます。 * **副**コマンドを呼び出すには、**Option**キーを押しながらツールボタンを**クリック**します。 * メニューを含むツールパレットボタンには左下の角に小さな三角が表示されます。 * メニューを開くには、そのツールパレットボタンを長押しします。 * ツールパレットメニューはまた、フローティングツールパレットとして表示させることができます。 * フローティングツールパレットを表示するには、**Option**キーを押したままマウスボタンを長押しします。 ---- ===== マウス ===== **推奨** * 右マウスでのナビゲーションを行うのに、スクロールホイールの付いた2ボタンマウスが使いやすいのでお勧めですが、1ボタンマウスでも全ての操作が可能です。 * 1ボタンマウスで右マウス操作を行う場合は、**Control**キーを押したままマウスボタンをクリックします。 **ナビゲーション** * **右マウスボタンのドラッグ**と**Shift+右マウスボタンのドラッグ**操作は Rhino for Windows と同じです。どうぞ[[http://docs.mcneel.com/rhino/mac/help/ja-jp/user_interface/shortcuts.htm|Rhinoヘルプ - ショートカット]]をご覧ください。 \\ ビューの投影スタイルに関係なく、**Shift**キーを押した状態では常にパン、**Command**キーを押した状態では常にズーム、**Command+Shift**キーを押した状態では常にビューを回転させます。 *ビューのズームイン/ズームアウトにはスクロールホイールを使います。 * 1ボタンマウスの場合は**Control**、**Command**、**Shift**キーを一緒に押すと、常にビューが回転します。 ---- ===== 右クリックのコンテクストメニュー ===== * ビューポート内で右クリックするとコンテクストメニューが表示されます。 * デフォルトで右クリックは、1つ前のコマンドを繰り返す**Enter**として動作**しません**。 \\ これを変更するには、**Rhinoceros** > **環境設定** > **マウス** > **マウス** で、**コンテクストメニューを使用** をオフにします。 ---- ===== コマンドライン ===== Rhino for Windows でコマンドラインを使い慣れている場合でしたら、Rhino for Windows コマンドラインの機能は全て Rhino for Mac にありますので、タイプすればコマンドを開始することができます。テキストは左サイドバーのコマンドフィールドに表示され、Returnキーあるいはスペースバーを押すとコマンドが開始されます。コマンドオプションのダイアログが表示され、Rhino for Windows でプロンプトに表示されるコマンドオプションが全て表示されます。 \\ \\ コマンドオプションのショートカット文字を入力する場合は、Windows版のようにオプションプロンプトの最後に括弧内に表示される下線の付いた文字をタイプします。Returnを押せばオプションが実行されます。 コマンドオプションのダイアログで文字をタイプする場合、カーソルは全く動かす必要がありません。タイプすればRhinoは自動的にダイアログに入力しますので、Rhino for Windows で使い慣れたコマンドラインと全く同じように Rhino for Mac も使っていただけます。 ---- ===== キーボード ===== * Rhino for Windowsは多くの操作に**Control**キーを使いますが、Mac版では代わりに**Command**キーを使います。 * 例えばオブジェクトの選択を解除する**Ctrl**+クリックは**Command**+クリックになります。 * またショートカットも**Command**キーが**Ctrl**キーに置き換わります。: | | | |**キー** | **動作** | **+ Commandキー** | | | | |**左矢印** | 左に回転 | 左にパン | | | | |**右矢印** | 右に回転 | 右にパン | | | | |**上矢印** | 上に回転 | 上にパン | | | | |**下矢印** | 下に回転 | 下にパン | ---- ===== ノート型の問題 ===== **Bluetoothマウス**\\ ノート型に付いているのはトラックパッドなので、Logitech V270 のようなBluetoothマウスを使用すると便利です。 **キーボードにないキー**\\ ノート型のキーボードには独立した**Home**、**End**、**PageDn**、あるいは**PageUp**のキーがありませんが、**fn**キーを他のキーと組み合わせることで同じ機能を再現することができます。 \\ | **キー** | **+ fnキー** | | **上矢印** | Page Up | | **下矢印** | Page Down | | **左矢印 ** | Home | | **右矢印** | End | | **Delete** | Delete | ---- > > こちらもご覧ください: [[ja:rhino:mac:uniqueui|Rhino for Mac だけのユーザーインターフェイス]] > >