======2つのビデオディスプレイアダプター使用について====== >1つのコンピューターで2つのディスプレイアダプターを使うことについて明確にした社内メールからの説明です。 -JB Rhinoは複数の(異なる)ビデオカードをサポートしておらず、管理はオペレーティングシステム(OS)に依存しています。(異なるドライバーが関わる可能性が高いため、そうである必要があります。) Rhinoはプライマリのビデオソースに基づいて初期化され、それがRhino起動時のモニターになると思われますが、全く異なるビデオカードが2つあった場合はドライバーも全く異なる2つが使われます。Rhinoが依存して初期化したものはおそらく、(Microsoft Software Emulation 等で全て行われていない限り)//もう1つの//ビデオカードやドライバーで動作しないか互換性がないでしょう。以下をご覧ください。 =====紛らわしい情報だと思われますか?===== Windowsは2つ管理できるようですから紛らわしいかもしれないとは思いますが、両方のモニターにまたがって動作するアプリケーションが見えるわけではありません。全く異なる2つのビデオカードで動作している1つのアプリケーションがあるということになりますが、それは不可能です。 例えば: 2つ目のビデオカードがATIカードだとしましょう。Perspectiveビューの半分がNVIDIAで、もう半分がATIでレンダリングされるなんてことはないでしょう... 分かってきましたか? このようなことはOSが2つの間を管理できる場合のみうまくいき、100%純粋なソフトウェアソリューションを実行する(ハードウェアアクセラレータによるサポートがない)ことで実現可能な唯一の方法です。これはWindowsデスクトップが複数のモニターにまたがって拡張できるよう設定されている--この時点でおそらくWindowsは**全ての**ハードウェアアクセラレータ機能を無効にしています--可能性が高いということです。 =====スパンする/しない===== カードは両方ともシステムにあって大丈夫だと推測していますが、//プライマリ//ディスプレイはFX3500を使った上で、そのモニターまたはカードでのみRhinoを実行(または起動)するよう設定されている必要があると思います。Rhinoをもう1つのモニターで起動したり移動させたりした場合、よく分からない結果になる可能性が非常に高いです。複数のモニターにまたがった//スパン//あるいは//拡張//ができないようシステムを設定しておくべきでしょうし、スパン/拡張した場合は全てのハードウェアアクセラレーション機能が無効になる可能性が非常に高いでしょう。 =====NVIDIA SLI と ATI CrossFire===== これはNVIDIAのSLI機能ではなく、無関係です。SLI(およびATIのCrossFire)テクノロジーは複数のビデオカードを同時に使うことができ、並行して協力的に最終結果を生み出せるものですが、それらのビデオカードは全く同じカードである**必要があり**、SLIをサポートしている**必要があり**、SLIブリッジアダプタでを使って物理的に接続されている**必要があり**、SLI/CrossFireをサポートする単一のマザーボード上で実行されている**必要があり**ます。これらの条件を全て満たしていればドライバーはSLIサポートを有効にさせてくれるでしょうし、Rhinoは複数のビデオカードで全く問題なく動作するでしょう。 =====追加する方が良いとは限らない===== 古いATIカードはスタンドアロンでアクセラレーションがフルモードで稼働するため、より良く動作するかもしれません。ビデオカードの//追加//は//より速い//、あるいは//より良い//機能と同等ではないのです。 =====ハードウェアを最大限に活用する===== 解決策の1つが両方のビデオカードを使うようシステムを設定しておくことですが、スタンドアロンで、//デスクトップの拡張//はできないようにしておきましょう。この方法でWindowsはハードウェアアクセラレーションを有効にしてくれますが、異なるモニターにまたがるようウィンドウ(ビューポート)を動かすことは、やはりお勧めできません。ツールバーを1つのモニターに置き、モデリングや//表示//は全て単一のモニター(プライマリモニターの可能性が一番高いでしょう)で行うぐらいが限界でしょう。 よろしくお願いします。 Jeff