====== 再試行を繰り返さないとZooからライセンスを取得できない ====== > **製品:** //[[ja:zoo:home|Zoo]]// > **要約:** //Rhinoのシステムが再試行を繰り返さないとZooからライセンスを取得できない場合があるのはなぜかの説明// ===== 質問 ===== 180を超えるRhinoのライセンスがあり、これらのライセンスを1つのZooサーバーで管理していますが、要求を受けてからライセンスを許可するまでZooが通常より時間がかかることがあるのに気づきました。ユーザーベースが再試行を何度も繰り返さないとRhinoのライセンスを取得できないことがよくあります。まるでZooがライセンスの許可を出すまでに一時停止(タイムアウト)をしているようです。アドバイスをください。 ===== 回答 ===== ネットワークノード版のRhinoが起動すると、Rhinoは自動的にZooからのライセンスを要求します。15秒以内にZooから応答がない場合、下の警告メッセージが表示されます。 {{:ja:zoo:zooretry1_j.jpg|}} このメッセージが表示されるのには下の理由が考えられます。 - 設定の問題またはファイアウォールによってRhinoのメッセージがZooに届かなかった。 - Zooがビジー状態でタイムアウト期間に応答できなかった。 - ファイアウォールが原因でZooの応答がRhinoに届かなかった。 **1および3**は、最も一般的です。ワークステーションがこのメッセージを受け取ったら、Zooのログファイル((**Tools -> View Log File**)を開き、ファイルの一番下までスクロールして、そのワークステーションからのメッセージ(incoming message)を探してください。 ライセンスを要求した時間(または前後)に何もエントリがない場合、Rhinoのワークステーションが正しく設定されているか(Zooレジストリキーなど)、そのファイアウォールの設定が正しいかを確認してください。設定に関しての詳細は、Zooのヘルプまたは**[[http://wiki.mcneel.com/ja/zoo/installation|Zooのインストールと設定]]**のページをご覧ください。 **2**は、ネットワークの規模が大きく通信量が多い、負担の大きいサーバがZooを実行している、またはZooサーバーが非常に多くのライセンスをホストしている場合に起こります。Zooの負担を軽減する1つの方法は、使用されていないライセンスの回復時の待ち時間を増やすことです。Zooの**Recover unused licenses**のパラメータのデフォルトは**3 minutes**(3分)です。これはほとんどのZooサーバーには適切な値ですが、通信量の多いZooサーバーにはこの値を**12 minutes**(12分)くらいに増やすと、Zooの負担が軽減します。(15分くらいまで増やしてもよいでしょう。) {{:zoo:zooretry2.png|}} \\ ------------------------------------------------------------------------------- {{tag>Zoo_Japanese}}