Zoo 4 トラブルシューティング

製品: Zoo 4.0
要約: Zooワークグループライセンスマネージャに関する問題解決のヒント

概要

Zooはメールスロットという、シンプルでプロトコルに依存しないメッセージングテクノロジを使用してRhinoと通信します。Microsoftネットワークはドメインのログオンサービスを含む様々なエリアでメールスロットメッセージを使用しています。 メールスロットメッセージングは最近のMicrosoftオペレーティングシステムすべてで作動します。メールスロットメッセージングはワークグループネットワークとドメインネットワークの両方で動作します。

Zooの設定という点においては、まったく何もする必要がありません。すべてのコンピュータが同じWindowsドメインまたはワークグループに属し、同じサブネットにインストールされていれば、Zooは要求に応じてライセンスを割り当てられるはずです。Zooを使用する際の留意点は次のとおりです。

アプリケーションに関する留意点

ネットワークに関する留意点


Zooとクライアントの間の名前解決の動作の確認

nbtstatNetBIOSの名前解決の問題のトラブルシューティングに役立つようデザインされています。ネットワークが問題なく機能している場合、NetBIOS over TCP/IPは NetBIOS名に対するIPアドレスを解決します。 これは、ローカルキャッシュ参照、WINSサーバー問い合わせ、ブロードキャスト、LMHOSTSおよびHOSTS参照、DNS サーバー問い合わせを含む、NetBIOS名前解決のためのいくつかのオプションを通して行われます。

nbtstatを使用して名前解決をテストするには:

  1. Zooサーバーでコマンドプロンプトを開きます。
  2. nbtstat -a <クライアントコンピューター名>とタイプします。
  3. ネットワークアダプタの1つがクライアントコンピューターの名前解決をします。
  4. クライアントコンピューターでコマンドプロンプトを開きます。
  5. nbtstat -a <Zooサーバー名>とタイプします。
  6. ネットワークアダプタの1つがZooコンピュータの名前解決をします。

nbtstatがZoo、クライアントいずれの情報も返さない場合、Zooはこのネットワークの設定では動きません。この場合はこのドキュメントやMcNeelサポートの範囲ではなく、お使いのネットワークが適切なNetBIOS名前解決をサポートするようにするお手伝いはできません。

Zooとクライアント間の接続の確認

net viewコマンドは、ドメイン、コンピューター、または特定のコンピューター上で利用可能な共有リソースの一覧を表示します。パラメータを付けずに使用すると、net viewは現在のドメイン内のコンピューターの一覧を表示します。

net viewコマンドを使用して接続をテストするには:

  1. Zooサーバーでコマンドプロンプトを開きます。
  2. net view \\<クライアントコンピューター名>とタイプします。
  3. クライアントコンピューターでコマンドプロンプトを開きます。
  4. net view \\<Zooサーバー名>とタイプします。

net viewコマンドは一時的な接続を確立することで、ファイル共有と印刷共有の一覧を表示します。

この接続の問題をさらにトラブルシューティングするには、次の操作を行います。

Zooに関する留意点

Zooボーナスツール

ルーターのあるネットワークでZooを使用する際にRhinoがZooを見つけられない場合は、Zoo参照(レジストリキーまたはDNS)が正しく設定されていないことが考えられます。 この場合、Zooボーナスツールを使うと問題が解決することがあります。Zooボーナスツールには次のユーティリティが含まれています。

  1. SetZooServer.exe - ワークステーションのレジストリキー参照設定を手助けします。
  2. ZooDnsResolver.exe - DNS参照機能のテストを手助けします。

Zooボーナスツール