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ja:rhino:installingrhino:5.0 [2020/08/14]
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ja:rhino:installingrhino:5.0 [2020/11/09] (current)
mmatsuo
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-====== Rhino 5.0のインストールを自動化する ====== +====== Rhino 5 のインストールを自動化する ====== 
-=====Rhinocerosのインストール===== +=====Rhinoをインストール=====
-  * [[rhino:debuginstaller|Rhino 5.0 Diagnosing Errors During Installation]] +
-  * [[rhino:installrhi| Installing RHI Files for All Users (RHIファイルをすべてのユーザー向けにインストール)]]+
  
-======Active DirectoryまたはSMSによるRhino 5.0 MSIの展開====== +  * [[rhino:debuginstaller|Diagnosing errors during Rhino 5 installation]] 
-=====概要===== +  * [[rhino:installrhi|Installing RHI Files for All Users]]
-ここで紹介する手順は、主にActive DirectoryやSMSを使って組織全体でRhino5.0を展開したいシステム管理者向けです。+
  
-これらのインストールは、カスタマイズされSetup.iniを含むフォルダからMSIを実行することで自動展開にも使用できます。これには Active Directoryや SMS、その他の展開ツールは必要としません。+=====Active DirectoryまたはSMSによるRhino5 MSIの展開=====
  
-=====条件===== +Active DirectoryやSMSを使い組織全体でRhino5を展開したいシステム管理者役立つ手順です。
-Rhino 5.0インストールの前に**Microsoft .NET 4.0 Full Framework**がターゲットシステムにインストールされている必要があります。インストーラーはDVDInstallers\Prerequisitesフォルダ含まれています。+
  
-=====展開準備===== +これらテクニックは、カスタマイズされた Setup.ini を含むダからMSI実行することで自動インストールにも使用できます。Active Directoryや SMS、そ展開ツール必要としせん
-   - **Setup.ini**ァイルを編集し、インストールしようとしているMSIファイルの隣きます。**メモ:** # 記号文字、#記号が行の中にあった場合でもすべてインストーラによって無視され+
  
-=====展開の構成=====+====条件==== 
 +Rhino 5 をインストールする前に、[[http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=17718|Microsoft .NET Framework 4]] をインストールしておく必要があります。Rhinoのダウンロードページから最新の[[http://www.rhino3d.com/download|完全インストール]]をダウンロードし、こちらのインストラクションに従って[[http://wiki.mcneel.com/rhino/rhino5/manual_extract_from_file|ダウンロードした Rhino 5 EXE をフォルダーに解凍します。]] .NETインストーラーは必要に応じて[[http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=17718|Microsoft]]のウェブサイトからダウンロードしてください。 
 + 
 +====展開の準備==== 
 +**Setup.ini**ファイルを編集してインストールするMSIファイルの隣に置きます。  
 + 
 +**メモ:** #記号の後の文字については、#記号が行の中にあった場合でもインストーラーは全て無視します。 
 + 
 +====展開の構成====
   - **Active Directoryユーザーとコンピューター**を開きます。   - **Active Directoryユーザーとコンピューター**を開きます。
-  - Rhino 5.0を受信するユーザーまたはコンピューターを含むグループまたは組織単位を右クリックし、プロパティをクリックします。 +  - Rhino 5 を受け取るユーザーまたはコンピューターを含むグループまたは組織単位を右クリックし、**プロパティ**をクリックします。 
-  - グループポリシータブで、名前を**Install Rhino 5.0**とした新しいグループポリシーオブジェクトを追加します。 +  - グループポリシータブで、名前を **Install Rhino 5** とした新しいグループポリシーオブジェクトを追加します。 
-  - **Install Rhino 5.0**グループポリシーオブジェクトを選択し、**編集...**をクリックします。 Group Policy Object, then click **Edit...**+  - **Instal Rhino 5.0** グループポリシーオブジェクトを選択し、**編集**をクリックします。
   - コンピューターごと、またはユーザーごとの(グループポリシーをよくお調べの上、ご自身の組織に最適な方法を選んで)いずれかを決定します。   - コンピューターごと、またはユーザーごとの(グループポリシーをよくお調べの上、ご自身の組織に最適な方法を選んで)いずれかを決定します。
   - (上記でどちらを選択したかによって)ユーザーの構成またはコンピューターの構成で**ソフトウェアの設定**を展開し、**ソフトウェアのインストール**を右クリックして**新規作成 -> パッケージ**をクリックします。   - (上記でどちらを選択したかによって)ユーザーの構成またはコンピューターの構成で**ソフトウェアの設定**を展開し、**ソフトウェアのインストール**を右クリックして**新規作成 -> パッケージ**をクリックします。
-  - **S:\Rhino 5.0\rh50.msi** を選択してインストールします +  - **S:\Rhino 5.0\rh50.msi** を選択してインストールします 
-  -ソフトウェアの展開ダイアログボックスで**割り当て**を選んでクリックします。 +  - ソフトウェアの展開ダイアログボックスで**割り当て**を選び、**OK**をクリックします。 
-  - 右側のウィンドウに表示される Rhino 5.0を右クリックし、**プロパティ**をクリックします。 +  - 右側のウィンドウに表示される **Rhino 5.0** を右クリックし、**プロパティ**をクリックします。 
-  - **ログオン時にこのアプリケーションをインストールするチェックボックス**を選択します。(あるいは組織での必要合わせて展開オプションをカスタマイズしま。) +  - **ログオン時にこのアプリケーションをインストールするチェックボックス**を選択します。(必要に応じて展開オプションをカスタマイズしても構いせん。) 
-  - 6-10のステップを繰り返して**HelpMedia.msi**と**LanguagePack_en-us.msi**(プラス必要に応じてその他の言語パック)を展開します。+  - 6から10の手順を繰り返して HelpMedia.msiLanguagePack_en-us.msi (プラス必要に応じ他の言語パック)を展開します。
  
-======スクリプトを使用したRhino 5.0のインストール(バッチファイル)======+=====スクリプトを使た Rhino 5 のインストール(バッチファイル)=====
 英語をサポートするRhino 5 32ビットをスタンドアロンライセンスとして、ライセンスキー "AAAABBBBCCCCDDDDEEEE" を使ってインストールするには以下を実行します: 英語をサポートするRhino 5 32ビットをスタンドアロンライセンスとして、ライセンスキー "AAAABBBBCCCCDDDDEEEE" を使ってインストールするには以下を実行します:
  
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 </code> </code>
    
-英語、フランス語、ドイツ語をサポートするRhino 5 64ビットをスタンドアロンライセンスとして、ライセンスキー "AAAABBBBCCCCDDDDEEEE"を使ってインストールするには以下を実行します:+英語、フランス語、ドイツ語をサポートするRhino 5 64ビットをスタンドアロンライセンスとして、ライセンスキー "AAAABBBBCCCCDDDDEEEE" を使ってインストールするには以下を実行します:
    
 <code> <code>
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 **サイレントインストール:** ユーザーインターフェイスを使わずにインストールする場合、msiexecは複数のオプションをサポートしています。/qスイッチの詳細についてはMicrosoftのドキュメント、[[http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc759262(v=ws.10).aspx|Msiexec (コマンド ライン オプション)]]をご覧ください。 **サイレントインストール:** ユーザーインターフェイスを使わずにインストールする場合、msiexecは複数のオプションをサポートしています。/qスイッチの詳細についてはMicrosoftのドキュメント、[[http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc759262(v=ws.10).aspx|Msiexec (コマンド ライン オプション)]]をご覧ください。
  
-**メモ:** 32ビット、64ビットのRhinoは別のディレクトリにインストールする必要があります。 +**メモ** 32ビット、64ビットのRhinoは別のディレクトリにインストールする必要があります。 
-パラメータの説明その他考えられることについては**[[ja:rhino:automatedinstalls|Rhino4Setup.iniの編集]]**をご覧ください。+パラメータの説明およびその他の例については[[jp:rhino:automatedinstalls|Rhino4Setup.ini の編集]] をご覧ください。
  
-======スクリプトおよびINIファイルを使用した Rhino 5.0のインストール====== +=====スクリプトおよびINIファイルを使用した Rhino 5 のインストール===== 
-インストールDVDの Installersフォルダにある**Setup.ini**を編集します。インストールプロセス設定したいパラメータからコメント (#) を削除します+インストールDVDのインストーラーフォルダにある **Setup.ini** を編集します。ダウンロードしたファイルからインストールしている場合はこちらのインストラクションに従って[[http://wiki.mcneel.com/rhino/rhino5/manual_extract_from_file|ダウンロードした Rhino 5 EXE をフォルダーに解凍します。]] インストールプロセス設定したいパラメータからコメント (#) を削除してください
  
-**メモ:** # 記号の後文字は、#記号が行の中にあった場合でもすべてインストーラによって無視されます。構成の詳細については**[[rhino:installingrhio:5.0:setupini|Editing Setup.ini]]**をご覧ください。+**メモ:** 行中の#記号の後にある文字については、#記号が行の中にあった場合でもインストーラーは全て無視ます。設定の詳細については **[[rhino:installingrhio:5.0:setupini|Editing Setup.ini]]** をご覧ください。
  
-32ビットと64ビットのRhinoをインストールには、setup.ini ファイルを異なるパスで再構成する必要があります。同じフォルダに両方インストールするこ問題につながります。 +Rhinoの32ビットと64ビットのインストールは異なパスで setup.ini ファイルを再構成する必要があります。両方とも同じフォルダにインストールしてしまうと問題発生につながりますのでご注意ください!
-- MSIファイルを起動すると自動的に同じフォルダにあるINIファイルを見つけてパラメータを読み込み、サイレントにインストーラを実行します。+
  
-**サンプル・バッチファイル:**\\ +以下のバッチファイルを実行することでインスーラーは同じフォダーにあるINIファイルを見つけ、そこからパラメターを読み込み、進行状況を閉め最低限のユーザーインターフェイスでインストールを行います。 
-**メモ:** 32ビット64ビッのV5 Rhinoどちらも英語と英語のヘファイルをサポトすでインストールます。V5 DVDからC:\Temp\InstallersフォルダにInstallersフォルダをコピー、必要に応じて**setup.ini**ファイル編集、以下の通りバッチファイル作成たことを前提にしてます+ 
 +**バッチファイルの例**\\ 
 + 
 +これはインストーラーフォルダーが Rhino 5 DVD から C:\Temp\Installers フォルダにコピーされ、**setup.ini** ファイルが必要に応じて編集され、以下の内容を含むバッチファイル作成されたことを前提に、Rhino 5 の32ビット版と64ビット版を英語(US English)で、英語のヘルプファイルをサポートしてインストールします:
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 </code> </code>
  
-======言語パックのない不完全なRhino 5.0インストール====== +=====言語パックのない不完全なRhino 5.0インストール===== 
-テンプレート、ツールバー、あるいはプラグインが欠けているとすれば、これは言語パックがインストールされていない場合の症状です。これはダウンロードしたファイルからインストールしている場合は不十分または"うまくいかなかった"インストール、 MSIスクリプトからインストールしている場合はそのインストールスクリプトのエラーが考えられます。+テンプレート、ツールバー、あるいはプラグインが欠けているとすれば、これは言語パックがインストールされていない場合の症状です。これはダウンロードしたファイルからインストールしている場合は不十分または//うまくいかなかった//インストール、 MSIスクリプトからインストールしている場合はそのインストールスクリプトのエラーの可能性あります。
  
 Rhinoを上記のMSIインストールスクリプトでインストールし、言語パックのラインを忘れていた場合、MSIをマニュアルで実行してお使いのシステムに言語パックを入れる必要があります。 Rhinoを上記のMSIインストールスクリプトでインストールし、言語パックのラインを忘れていた場合、MSIをマニュアルで実行してお使いのシステムに言語パックを入れる必要があります。
  
-言語サポートがインストールされているかどうか確認するには、こちらのLocalization、plug-ins、UIフォルダをご覧ください: +言語サポートがインストールされているかどうか確認するには、こちらのLocalization、plug-ins、UIフォルダをご覧ください: 
-C:\Users\<login>\AppData\Roaming\McNeel\Rhinoceros\5.0 +//C:\Users\<login>\AppData\Roaming\McNeel\Rhinoceros\5.0//. 
  
 これらのフォルダが欠けている、あるいは既にRhinoを開いた場合, ツールバー、テンプレート、ヘルプは見つからないでしょう。これを修正するには以下の方法をお試しください: これらのフォルダが欠けている、あるいは既にRhinoを開いた場合, ツールバー、テンプレート、ヘルプは見つからないでしょう。これを修正するには以下の方法をお試しください:
      - 言語パックのMSIを実行します。      - 言語パックのMSIを実行します。
-     - Rhinoを開き、**ToolbarReset**と入力します。+     - Rhinoを開き、**ToolbarReset**と入力します。 
      - Rhinoを終了し、再度開きます。これはレジストリのスキームを削除し、再度開くことで欠けているコンポーネントをリセットします。      - Rhinoを終了し、再度開きます。これはレジストリのスキームを削除し、再度開くことで欠けているコンポーネントをリセットします。
  
Line 88: Line 93:
   - 再度Rhinoを開きます。   - 再度Rhinoを開きます。
  
-======言語パックのMSIを検索====== +=====言語パックのMSIを検索===== 
-  - Rhinoの製品CD見つけます。 +  - Rhinoのダウンロードページから最新の[[http://www.rhino3d.com/download|完全インストール]]ダウンロードし、こちらのインストラクションに従って[[http://wiki.mcneel.com/rhino/rhino5/manual_extract_from_file|ダウンロードした Rhino 5 EXE をフォルダーに解凍します。]]  
-  - Installerフォルダをブラウズします。+  - インストーラーフォルダをブラウズします。
   - LanguagePack_XX-XX.msi を実行します。   - LanguagePack_XX-XX.msi を実行します。
    
-言語パックをインストールした後:+言語パックをインストールした後:
   - Rhinoを開きます。   - Rhinoを開きます。
-  - ToolbarReset と入力します。 +  - **ToolbarReset**と入力します。 
-  - Rhinoを閉じ、再度開きます。 +  - Rhinoを終了し、再度開きます。 
-これでテンプレートが読み込まはずです。 +これでテンプレートがロードさているはずです。  
-もし読み込れていない場合は:+ない場合は:
   - コントロールパネルを開きます。   - コントロールパネルを開きます。
-  - プログラムと機能アクセスします。 +  - プログラムと機能アクセスします。 
-  - **Rhinoceros 5 Language Pack Installer (fr-FR) **など、Rhino言語パックエントリにスクロールします。 +  - **Rhinoceros 5 Language Pack Installer (fr-FR)**など、Rhino言語パックエントリにスクロールします。 
-  -右クリックし、**変更**を選択します。 +  - 右クリックし、**変更**を選択します。 
-  -再度Rhinoを開きます+  - 再度Rhinoを開きます
  
-======Rhino 5.0のインストール Zooサーバーの指定====== +=====Rhino 5 のインストール &ndash; Zooサーバーの指定===== 
-インストールの途中でZooサーバーを指定するには、こちらのラインをsetup.ini ファイルに追加するか:+インストールの途中でZooサーバーを指定するには、こちらのラインを setup.ini ファイルに追加するか:
  
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Line 112: Line 117:
 </code> </code>
  
-あるいは  +あるいはコマンドラインにZOO_SERVERプロパティをパスします:
- +
-コマンドラインにZOO_SERVERプロパティをパスします: +
 <code> <code>
 ZOO_SERVER=host.domain.com ZOO_SERVER=host.domain.com
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-あるいは +あるいは[[zoo:findzooserverwin#using_dns|DNSエントリを設定します]]
- +
-[[ja:zoo:findzooserver#DNSを使用|DNSエントリを設定します]]+
  
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ja/rhino/installingrhino/5.0.1597445311.txt.gz · Last modified: 2020/08/14 by 127.0.0.1