Active DirectoryやSMSを使い、組織全体でRhino5を展開したいシステム管理者の方に役立つ手順です。
これらのテクニックは、カスタマイズされた Setup.ini を含むフォルダからMSIを実行することで、自動インストールにも使用できます。Active Directoryや SMS、その他の展開ツールは必要としません。
Rhino 5 をインストールする前に、Microsoft .NET Framework 4 をインストールしておく必要があります。Rhinoのダウンロードページから最新の完全インストールをダウンロードし、こちらのインストラクションに従ってダウンロードした Rhino 5 EXE をフォルダーに解凍します。 .NETインストーラーは必要に応じてMicrosoftのウェブサイトからダウンロードしてください。
Setup.iniファイルを編集してインストールするMSIファイルの隣に置きます。
メモ: #記号の後の文字については、#記号が行の中にあった場合でもインストーラーは全て無視します。
英語をサポートするRhino 5 32ビットをスタンドアロンライセンスとして、ライセンスキー “AAAABBBBCCCCDDDDEEEE” を使ってインストールするには以下を実行します:
msiexec.exe /i"D:\Installers\setup_x86_en-us.msi" INSTALLDIR="C:\Program Files (x86)\Rhinoceros 5" RMA_CDKEY=AAAABBBBCCCCDDDDEEEE INSTALL_EN=1
英語、フランス語、ドイツ語をサポートするRhino 5 64ビットをスタンドアロンライセンスとして、ライセンスキー “AAAABBBBCCCCDDDDEEEE” を使ってインストールするには以下を実行します:
msiexec.exe /i"D:\Installers\setup_x64_en-us.msi" INSTALLDIR="C:\Program Files\Rhinoceros 5 (64-bit)" RMA_CDKEY=AAAABBBBCCCCDDDDEEEE INSTALL_EN=1 INSTALL_DE=1 INSTALL_FR=1
サイレントインストール: ユーザーインターフェイスを使わずにインストールする場合、msiexecは複数のオプションをサポートしています。/qスイッチの詳細についてはMicrosoftのドキュメント、Msiexec (コマンド ライン オプション)をご覧ください。
メモ 32ビット、64ビットのRhinoは別のディレクトリにインストールする必要があります。 パラメーターの説明およびその他の例については、Rhino4Setup.ini の編集 をご覧ください。
インストールDVDのインストーラーフォルダーにある Setup.ini を編集します。ダウンロードしたファイルからインストールしている場合はこちらのインストラクションに従ってダウンロードした Rhino 5 EXE をフォルダーに解凍します。 インストールプロセスで設定したいパラメーターからコメント (#) を削除してください。
メモ: 行中の#記号の後にある文字については、#記号が行の途中にあった場合でもインストーラーは全て無視します。設定の詳細については Editing Setup.ini をご覧ください。
Rhinoの32ビット版と64ビット版のインストールは異なるパスで setup.ini ファイルを再構成する必要があります。両方とも同じフォルダーにインストールしてしまうと問題発生につながりますのでご注意ください!
以下のバッチファイルを実行することで、インストーラーは同じフォルダーにあるINIファイルを見つけ、そこからパラメーターを読み込み、進行状況を閉める最低限のユーザーインターフェイスでインストールを行います。
バッチファイルの例
これはインストーラーフォルダーが Rhino 5 DVD から C:\Temp\Installers フォルダーにコピーされ、setup.ini ファイルが必要に応じて編集され、以下の内容を含むバッチファイルが作成されたことを前提に、Rhino 5 の32ビット版と64ビット版を英語(US English)で、英語のヘルプファイルをサポートしてインストールします:
msiexec /i C:\Temp\Installers\rhino5setup_en-us_x64.msi /qb msiexec /i C:\Temp\Installers\rhino5setup_en-us_x86.msi /qb msiexec /i C:\Temp\Installers\LanguagePack_en-us.msi /qb msiexec /i C:\Temp\Installers\HelpMedia.msi /qb
テンプレート、ツールバー、あるいはプラグインが欠けているとすれば、これは言語パックがインストールされていない場合の症状です。これはダウンロードしたファイルからインストールしている場合は不十分またはうまくいかなかったインストール、 MSIスクリプトからインストールしている場合はそのインストールスクリプトのエラーの可能性があります。
Rhinoを上記のMSIインストールスクリプトでインストールし、言語パックのラインを忘れていた場合、MSIをマニュアルで実行してお使いのシステムに言語パックを入れる必要があります。
言語サポートがインストールされているかどうか確認するには、こちらのLocalization、plug-ins、UIフォルダーをご覧ください: C:\Users\<login>\AppData\Roaming\McNeel\Rhinoceros\5.0.
これらのフォルダが欠けている、あるいは既にRhinoを開いた場合, ツールバー、テンプレート、ヘルプは見つからないでしょう。これを修正するには以下の方法をお試しください:
うまくいかない場合:
言語パックをインストールした後:
これでテンプレートがロードされているはずです。 うまくいかない場合は:
インストールの途中でZooサーバーを指定するには、こちらのラインを setup.ini ファイルに追加するか:
ZOO_SERVER=host.domain.com # Fully qualified domain name or IP address
あるいはコマンドラインにZOO_SERVERプロパティをパスします:
ZOO_SERVER=host.domain.com
あるいはDNSエントリを設定します。